薬漬けの材木発見。
ちょっと前ですが、こんな状況を見かけました。
これは、住まいの構造材の荷降ろし状況。近くで棟上の準備中です。ちょっと変だと思いませんか?
何が変なのか?材木が変色したような緑色。これは、どういう事なのか?実は、材木に防腐剤を圧力をかけて注入してあるのです。
「これで、構造材は虫もつかず安心安心。」というのがこのメーカーの売り。
うーん。イマイの家は、防腐剤は直接材木に塗る事はありません。それは、耐久性の高い材木を適材適所に使用し、虫や白アリのつき難い材料を選定しているからです。これは、住宅金融公庫の仕様でも、「材料により防腐剤の塗布を免除する」という項目もあるぐらいですから、昔から伝わる知恵、と自然素材の持つパワーなんですね。ただし、イマイの家でも、外部に使用する材木は、ドイツ製の自然素材系の塗料を塗布しますがね。
この緑色になる薬剤。たぶん間違っていなければ「塩化ベン○ルコ○ウム」。かなり前ですが、毒物カレー事件の1ヶ月後に、新潟で毒物お茶事件が発生。その事件の直接原因物質。
つまり、健康被害を及ぼす可能性のある薬剤というか毒物です。当然薬物取扱責任者なる人でないと扱えないし、使えない。また、その材木も住まいの中で薬効成分(???)を発散しまくり、虫もつかないが、人もつかない。
火事の時も有毒物質を発生するだろうし、廃棄の時も、古材木として処分できません。
解体する時も他の家よりお金がかかるという意味です。
まあ、イマイの家に住んでいる方は、この材木は使ってませんので、安心してください。