災害復旧!
豊野で被災したお客様のお宅で床下・構造材の乾燥を進めるために
大型の扇風機を設置してきました!
暖房を使うか迷いましたが、解体後、約一週間たっても、
あまりにも湿気が多いので、カビが生えるリスクを考慮し、
風を動かし乾燥させる方法をとりました。
建物中で、一番乾きそうな場所の土台でも含水率34% |
大壁といい、壁で柱を隠してある部分の壁の中にあった柱で一含水率の高いところでは52.5% |
和室で真壁といい、柱を化粧で見せていたお部屋の柱は不思議なことに含水率24%まで下がっていました。 |
災害後、お施主様に掃除して頂いたので床板もきれいになっており、このまま使えるんじゃないかと思うかもしれませんが、
実はこの下が大変なんです。
実際、この床を剥がして一週間おいても上の画像にあるような
含水率の状態、このまま放っておいたらカビの温床、とんでもないことになります。
床下の殺菌消毒や防カビ・防蟻処理をしているプロの業者さんに聞いたところ、東北の震災で被災したお宅から数年後にシロアリの
被害が心配だからと相談いただき、床下に潜ると、とても人が潜れる状態ではなかったそうです。
ここに住むお施主様ご家族の先のことを考え、急がずにしっかりと状況を見極めて施工に入るのが非常に大切ですね。